損益計算書がマイナスでキャッシュフロー内で返済できない・・・
これも融資はでないし、責任共有制度による信用保証協会も望み薄
となると、倒産させたくなければリスケジュールで資金繰りを安定化させる
前号、信用保証協会の責任共有制度で、保証協会の保証付融資にしても、決算書を重視する銀行を口説かないと、決算書で審査される銀行融資はでませんよ。その証拠が、
信用保証協会の融資保証が急減 08年上半期
朝日新聞 - 2008年9月11日
http://www.asahi.com/business/update/0911/TKY200809110248.html
である。
そこで、銀行は決算書のどこを見る?かというと、貸借対照表と損益計算書をまず見られると書きました。
まず、貸借対照表は純資産合計がマイナスであると債務超過ですから、まず融資はでない。
債務超過でなくても、資産の部で資産価値のない資産が多くあってそれを差し引くと実質債務超過となったり、純資産合計が少なかったりすると、融資審査は厳しくなります。
ただ、役員借入金が多い債務超過の場合は、役員借入金を資本金に組み入れて債務超過解消できるので、融資審査を通す秘策はあるので、債務超過←は読んでおいて損はないはずです。
また損益計算書においては、営業利益と経常利益をいいます。
営業利益は事業自体で上げた利益であり、これがマイナスであると、事業をやっている意味がない、ということになります。
また経常利益は、継続的な利益で、融資審査で一番重視される利益です。
これがマイナスであると、継続的にマイナスが続く、という見方をされてしまうので、すくなくともプラスに、できればプラス額を大きくできなければなりません。
では、責任共有制度による信用保証協会保証付融資が受けられなくなってしまった企業はどうすればよいか。
キャッシュフローつまり企業が稼ぐ現金で、既存の融資の返済ができているのであればまだしも、そうでなければ、銀行と交渉して毎月の返済金額を抑制してもらわなければなりません。
いわゆるリスケジュールです。
キャッシュフローは、簡易的に「利益+減価償却費」で計算することができます。
新規の長期融資攻略は返済計画では、
1年間の返済額の合計が税引後利益+減価償却費(キャッシュフロー)を下回ると融資審査が通りやすくなる
と書きましたが、キャッシュフロー内で返済ができない。
そして、融資が受けられない状況で、キャッシュフローで返済できていないのに無理して返済をし続けるのは、自殺行為です。
リスケジュールにより資金繰りを落ち着かせ、会社再生に向けて取り組んでいかなければなりません。
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